こんにちは！三郷駅前にある歯医者 たいへい歯科の藤原です！本日も当院のブログをお読みいただきありがとうございます。

早速ですが、今回も皆さんに1つ質問させてください。

日頃使っている「歯ブラシ」や「歯磨剤（歯磨き粉）」を購入する際、どのような基準で選んでいますか？

皆さんからの回答を分析してみると次のような答えが返ってきました。

「テレビCMで流れていて名前を聞いたことがあるから」
「家族が今まで使っていたからなんとなくそのまま使っている」
「ドラッグストアの特売品で値段が安かったので」

いかがでしょう？皆さんも何かしら心当たりがあるのではないでしょうか？

しかし、口腔ケアアイテム選びには注意が必要です。冷静に考えていただければわかることですが、それぞれの口腔ケアアイテムには「目的」や「対象」が決められています。お口の中の状態や抱えている問題を改善させるための成分が含まれていたり、組織を傷めないような形状設計がされています。

しかし、多くの場合「何となく聞いたことがあって知っているから」といった理由で、特に深く考えずにケアアイテムを選んでいるのが現状かと思います。ただ、このような状況になってしまっているのもある意味いたしかたないというのも理解しています。なぜなら・・・

「幼少期から誰も正しいケアの方法を教えてくれない」からです。

過去を思い返してみてください。学校などで正しい口腔ケアの方法や、自分に合った口腔ケアグッズの選び方など丁寧に教わった記憶はありますか？また、親が歯科医療従事者である場合を除き、家庭内で教わってきましたか？そうなんです、余程特殊なケースを除き、一般の人はこういった知識を身に付ける場や機会がほとんど無いのが現状なのです。

実は、自分のお口に合っていないケアアイテムを使い続けると、効果が期待できないばかりでなく、下手すると歯や歯茎などを傷めてしまうことすらあるのです。

これは実際に他の歯医者さんであった話ですが、都内で一人暮らしをしていた歯科衛生士さんが、久々に地方の実家に帰省したところ、洗面所に研磨剤（清掃剤）成分が含まれたホワイトニング用の歯磨き粉が置いてあったそうです。ちなみにその歯科衛生士のお母さんは重めの歯周病治療で歯医者に通っていたそうです。なぜ、歯周病の治療で通院しているのにホワイトニング用の歯磨き粉を使っているのか聞いたところ「ドラッグストアで安く売っていたからなんとなく・・・」と言っていたそうです。その歯科衛生士さんは、あっけに取られてしまったようです。

繰り返しになりますが、口腔ケアアイテムにはそれぞれに「目的・用途」があります。お口の状態に合ったアイテムを正しく使うことで本来の効果が期待できますので、ぜひ購入される際には気にかけていただけるとよろしいかと思います。

ちなみに、自分ではお口の中の状態がどうなっているのか正直わからないと思います。そんな時は、ぜひ私達のような「お口のプロ＝歯科医院」を頼ってください！

患者様のお口がどのような状態なのか説明した上で、お口にあった正しい口腔ケアグッズをご案内（処方）させていただきます。お口の健康維持の基本は「毎日のセルフケア」となります。自分のお口の状態に合った正しいアイテム使ってセルフケアをして、お口の健康を維持していきましょう！

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。